教育の機会があるのは素晴らしい。しかし、そのために生きることは正しいのか

教育の機会があるということ。これは過去の歴史から俯瞰すれば素晴らしい状況なんだと思われます。しかし、教育の機会がない世界に生きたことが無い小生にとっては、現状が有難いのか、そうでないのかがよくわからない(腹落ちしていない)、というのが正直な感想です。

しばしばインターネット界隈で「子ども=成人までにかかる総教育費」という表現を用いて「コスパが悪い」という言説を目撃します。1人あたりの教育費は、国立大学の学費の推移をみても明らかに上昇基調であり、教育費の高騰は世界的な潮流という調査結果もあるようです。

適当に調べた生命保険屋(バイアスがあると思われます)が出したデータによれば、子ども1人あたり約1000万~2400万が掛かるのだそうです。大学の学士取得までが前提となっています。

https://www.fukoku-life.co.jp/gakushi/trivia/trivia9/

一方で日本の平均年収は約450万円台とされています。

平均年収と実態がどれほど乖離しているか定かではありませんが、仮に450万円とするならば、すべて「国立の場合」であったとしても、合計で1人あたり約2年分の年収がまるまる教育費で消える、ということになりそうです。

教育、という機会が存在することは確かに素晴らしいかもしれない。

しかし、考えたいことは、現行の教育システムに対し、これほどの支出を行うことが果たして正しいのか?ということです。


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